Merry Christmas（千×神）～監禁シリーズ12～ 2008/01/06 (Sun)

明けましておめでとうございます。

今年初の更新は、クリスマスネタです…（泣）。

拍手でUPしようと思って書いたんで短めなんですが、リョ海が書き終わらなかったんでこっちでUP。
拍手は何本かいっぺんにUPしたいんで。
ってな訳で、次はリョ海クリスマスネタ（の予定）。しつこくクリスマス☆

Merry Christmas（千×神）
～監禁シリーズ12～

「ふーん。意外と普通だな」
着せられた黒地のチャイナドレスを見下ろしながら、神尾は拍子抜けしたような声で言う。
「そ。チャイナ！普通でしょ？」
「…まぁ、ドレスだからね。普通じゃないって言えば普通じゃないんだけど、思ったよりは、ね」
クリスマスプレゼントに女装して欲しいだなんて、どんなとんでもない衣装を持ってこられるかとヒヤヒヤしていたのだが、千石に手渡されたのはドレスとしては大人しいくらいの色合いだ。
「長さだって馬鹿みたいに短くないしさ！あれはダメだよね、変に短いのは。やっぱり日本人はチラリズムでしょ！」
「そんなに熱く語られても…」
ついつい麻痺しがちだが、これも立派に女装である。決して普通ではない。
「そんでもって、ここに座ってー」
「え？ここ？」
千石の部屋に置かれた姿見。そしてその前にはわざわざ移動してきた学習机の椅子が用意されている。意味が判らぬままに神尾は腰かけた。
「くーっ！やっぱイイよね、この角度！」
「角度？」
そう言って首を傾げる神尾の足元で、千石は片膝をついた。
「これ、一度やってみたかったんだよねェ」
ニヤリと嗤うと、千石は神尾の右足首をすくい上げた。
「えっ？ちょっ！？」
そして、踝から上に向かってゆっくりと…。
「へ、変態！！」
「…何とでもどうぞ」
千石は、神尾の素足に舌を伸ばすと、ゆっくり舐め上げる。
見せつけるようにゆっくりと、ねっとりと。赤い舌を滑らせて行く。
「！！」
「ほら、暴れたらだめだよ。大人しくしてて？クリスマスプレゼントなんだから」
「でも、こんな事っ！」
「…しー、静かに。ほら、鏡を真っ直ぐ見て？」
「ふざけ！…っ」
「いい子だから、大人しく。ね？」
腰を上げかけた所で神尾は動きを止める。
するりと潜り込んだ手は内股を撫でながら、徐徐にドレスの奥を目指す。そして、薄く笑みを浮かべていた唇は貪るように太股に吸いつき、鼻先でスリットを掻き分けていく。
「ほら、どうして欲しい？ちゃんと鏡を見て、言ってごらん？」
「…ァ」
鏡面越しに覗きこまれ、神尾はもう隠しきれずに濡れた吐息を零した。