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甘甘ベカミ。
ちょっと、お間抜けさんな神尾を目指して。
こわがり (跡×神)
「…神尾、お前馬鹿だろう」
跡部の容赦ない台詞に、俺は全く言い返せない。
だって自分でも馬鹿だなって思うから。
明日は日曜日でお互い部活も休みだから、跡部の家にお泊りして映画を観てる。
家の近くのレンタルビデオ店で借りたDVD。
半年前くらいにヒットした作品なんだけど、部活だ勉強だと忙しくしてるうちに上映期間が終わっちゃって。
「お前この映画、映画館で観なくて正解だったな?アーン?」
からかうように俺の顔を覗き込む跡部。
「う、うるさいなぁー」
だって、だって…。こんなに怖いホラー映画だと思わなかったんだもん!
自分の家なら布団かぶって指の間からこっそり観たりして怖さを紛らわせるんだけど、今の俺の格好は言われた通り映画館じゃなくて良かったって感じだ。
だだっ広い跡部の部屋の真中に据えられたソファーで、俺は深く腰掛けた跡部の脚の間に座っている。
そして体が密着するように後ろから抱きしめてもらっているのだ。
だって!ホラー観る時ってさ、背中が怖いじゃん!
後ろから何かが来そうで嫌だから、背中をどこかにくっ付けておきたいんだよ。
しかもこの部屋ってばボタン一つでミニシアターになっちゃって、俺ん家のテレビの何十倍あるんだってくらいの巨大画面で音響も無駄に良すぎ!
四方から悲鳴や怖い効果音が!
「そんなに怖きゃ、観るのやめりゃーいいだろ?」
呆れた声の跡部に、俺は分かってないなーと反抗する。
「途中で観るの止めたら、この怨霊がちゃんと倒されるか確認できないじゃん!見届けないと安心して寝れないんだよ」
捲し立てる俺に跡部の一言。
「…神尾、お前馬鹿だろう」
「……」
そうだね。俺も馬鹿だと思うよ。
でもそんなにはっきり言わなくたって…。
俺がちょっと拗ねて唇を尖らせたら、跡部は握った手を優しく撫でてくれる。
「…わかった。納得いくまで観てればいいさ。終わるまでこうしててやるよ」
そして、耳元にチュッとキスしてくれた。
「怖かったら一緒に寝てやるし、風呂も一緒に入ってやるよ。お望みとあらばトイレも付いてってやろうか?」
くくく、と含み笑いをすると、俺の頭をぐしゃぐしゃに撫で回す。
「子供あつかいするなよ!トイレくらい一人で行ける!」
むっとして握った跡部の手に爪を立ててやった。
「あー、分かったって」
そう言いながらもまだ笑いを堪えて震えているのを背中に感じる。
跡部のヤツ馬鹿にしやがって…!
でも本当は…。
トイレは遠慮するけどお風呂は一緒に入って欲しいって思ってるのは、もう少し後でお願いしよう。
■R-18作品、猫化・女体等のパラレルがオープンに並び、CPもかなり節操なく多岐にわたります。表題に「CP」や「R-18」など注意を明記しておりますので、必ずご確認の上18歳未満の方、苦手なCPのある方は避けてお読みください。また、お読みになる際は「自己責任」でお願い致します。気分を害する恐れがあります…!
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