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これにて監禁シリーズは「完」とします。考えていたネタは書きつくしました!
リクエストを頂いたら気まぐれに番外を書くかもしれませんが…。
追記:監禁番外編もう1本載せ忘れてました。手直しして今月中にはUPしたいな、と(2/3)
Merry Christmas(リョ海)
~監禁シリーズ13~
父さんと母さんはクラシックコンサートのチケットが当たったからと、久し振りにはしゃいで出かけて行った。「子供二人を置いてそんなことは出来ない!」と言う母さんに、偶にはゆっくりして来たらどうかと、強引に有名ホテルでの宿泊を勧めたのは少しわざとらしかっただろうか?けれど思った以上に乗り気な父さんのお陰で今夜は俺一人で留守番だ。まだ幼い弟は、さすがに心配だからと近所に住む祖父母の家に預けられている。
「先輩、用意できた?」
「…ああ」
いや、正しくは一人で留守番ではない。二人だ。
親に嘘をついてまで今夜を一緒に過ごしたかった越前と、二人きりの夜だ。
「なら早く出ておいでよ。勿体ぶってないでさ」
「勿体ぶってなんかいねえ。ただ…」
「ただ?」
「こんなのがプレゼントになるのか?」
今日はクリスマスイブだ。それより何より、越前の誕生日なのだ。
そんな特別の夜に越前が望んだプレゼントは、俺からしてみれば何が良いのだかさっぱり理解できない。越前が着るのならまだ分かる。小柄で瞳の大きな越前にはきっとこの制服はよく似合うだろう。小柄なのを気にしているのを知っているから口にはしないが。
「今更何言ってるんすか?頼み込んでようやく借りられた制服なんだから、ちゃんと着てくださいよ」
「分かってる。もう着た」
「なーんだ。じゃあ早く。見せてよね」
「ああ、っわ!」
「なーんだ。バッチリじゃない!よく似合ってるっすよ」
「…」
俺の覚悟が決まる前に、越前は襖を大きく開け放った。
「やっぱり、ハイソックスがイイっすね」
「手前の目は腐ってる」
「んな事ないっすよ」
越前は寝室に足を踏み入れると歩み寄り、眼を細めておれの姿を上から下までゆっくりと眺める。
「そんなマジマジと眺めるもんでもねえだろう。こんなみっともねぇ姿」
何だってこんな、うちの女子の制服だなんて。
「だからそんな事ないって。何度も言わせないでよね!俺が望んで着てもらったんっすよ。すっげェ可愛い…」
「…バカが」
越前は一頻り眺めまわしてから、俺の体を強く抱きしめる。
「先輩が男で良かった」
「…ああ?」
「こんな可愛い姿他の男が見たら、みんな放っておかないし」
「よく言うぜ。他の誰が敵だろうが関係ないくせに。あの時有無を言わさず拉致したのは誰だ」
「ハハっ、そうだった」
抱きつく胸元から漏れる笑い声が、熱く湿ってセーラーのリボン越しに伝わる気がした。背に回る腕は細いけれども着実に力強くなっていて、俺の体を締め付ける。
あの日誘拐さながらに拘束され抱かれてから、まだたった数か月なのに、越前の腕は日に日に逞しくなっていく。そんなことを、抱かれることで感じる自分が何だか照れくさい。
「ねえ、先輩?もういいでしょ?先輩を俺の好きにするよ?」
抱きついて見上げる越前の視線は、全く迷いがない。今の俺たちの姿を他人が見れば、どう見たって越前が俺に甘えているように見えるのだろうけれど、越前の言葉は懇願ではなく、宣告だ。
まあ、越前へのプレゼントなんだから当然だが。
「ほら!ごちゃごちゃ考えたって仕方ないでしょ?」
「ちっ」
少し位覚悟を決める時間をくれてもいいだろうに。
「先輩は色々考えすぎ!俺が女装してって言ったの、女子の制服着てって言ったの!そうして欲しかったの!OK?」
「…OK」
全く人の気も知らないで。こんなに、…こんなに恥ずかしいものとは思わなかったんだ。
「…じゃ、いくよ?」
「…ああ」
テーブルに用意されたジュースやお菓子はまったく手つかずだ。母さんが作ってくれたケーキだって冷蔵庫に眠ったままだ。
越前は、部屋へ来るなりこの制服を押し付けて、寝室へと俺を押し込んだ。
玄関で出迎えた時から、越前の瞳は熱く濡れていた。
「がっついててごめんね、先輩」
「ァ、」
首筋を下から舐め上げる。まるで猫みたいにペロペロと。
「でも、こうやって抱き合えるチャンスって滅多にないからさ。ヤリ溜めしとこっかなって」
「出来るか、んなこと!」
今度は耳の下を強く吸いながら、越前の指は器用に胸のリボンを解いた。
ああ、きっと首に痕が付いてしまう。
俺はおろおろとされるがままなのに、なんだってこいつはこんなに冷静に制服を脱がす。
「…っく」
俺は、スカートの裾からそっと太股を撫で上げられただけで、もう布団に崩れ落ちる。
「相変わらず誘い方が上手だね」
「んな訳あるかっ!」
越前を脚の間に挟んで投げ出した両足が恥ずかしくて、俺は急いで閉じようとした。
「ほら、これ。催促してるようにしか感じないけど?」
確かに、これでは返って越前を引き寄せるようになっているし、下着も見えてしまう。
だから、今度は下着を隠すように両手でスカートの裾を抑えたら。
「って!もっとエロいんすけど!」
「ああ!?」
「ホント、自覚が無いって怖いよね。先輩?他の男の前でこんな格好したらダメだよ?」
「するかっ!これは、お前が見たいって言うから…」
「そうだよ。俺にしか見せちゃダメなんだから。じゃあ、そろそろ本気でいただくよ?」
「…いちいち言うな」
「ちーっす」
越前の思った以上に大きな手のひらが、後を引くようにゆっくりと俺の脚を撫でる。
「ん、あ、」
隙を付いて唇を吸う。
「ば、か、やろ…」
ブラウスを胸元までたくし上げて、熱い両手がまっ平らな胸を無理やりに揉む。
「胸なんか、ねえ!」
「当たり前じゃん。そうじゃなくって」
「ハぁ…っ」
「ね?先輩こうするとすぐに乳首が起ち上がる」
クスッと笑って、真っ赤な舌先がチロリと尖りを舐める。
「んンっ」
まだ服を脱ぎ終わってないのに、もう。
「あ、先輩もう勃ってる」
「…!」
「ねえねえ、見てほら。スカートをちゃんと下ろすと、ね?ここだけ盛り上がってる。Hだなぁ先輩」
「クっ、」
「あ、体が震えてる。もう我慢できないの?」
「…うるせェ!」
「いいよ?我慢しないで腰振ればいいじゃない」
「っ、」
こいつは、恥ずかしい事を次から次へと!誕生日でなけりゃ、ここまでしないのに!
「ほら、先輩?」
「あァァ、」
じっと見下ろされる視線に我慢が利かない。自然と腰が蠢いてしまう。
「あー、ヤバ。すげェ、やらしい。先輩円を描くみたいに腰がゆれてるよ?わかる?」
知らない!そんなのはもう分からない。
「ああ、ほら。そんなに腰振るからスカートが捲れちゃった」
「だって、もう!」
「短めのスカートだから仕方ないか。あれ?下着はボクサーなの?」
「っ!」
越前はそう言って、俺の足首を掴むと左右に大きく開いた。
「バカっ!!」
「すご。スカートはいて大股開かされて、ボクサーパンツか。しまった、カメラ持ってくれば良かった」
「っ、もう…」
「紺のハイソックスが、また良い感じ」
「越前っ!」
「…何?」
「もう、」
「もう、何?俺の誕生日だもん。好きにさせてくれるって言ったでしょ?」
「でも、っ」
「仕方ないなぁ、先輩は」
越前はそう言って、ボクサー越しに俺の中心をイヤラシク撫でる。
「くっ!」
イヤラシク揉む。
「は、あっ!」
「もう、何?言ってみせてよ」
「越前っ!」
「ほーら」
「っ!だめ、そこ、もう…」
「じゃあ、言って?」
感じすぎて、痛い。
「…早く、抱いてくれっ!」
クスっと、笑った気がした。
でも俺は、勢いよく脱がされた下着に、期待で目の前が真っ白になっていた。
***
「せんぱーい?」
結局、制服を脱がしきらずに最後までヤッてしまった。先輩が意識無くなるまで何回も。
スカートに飛び散った精液とか、ぐちゃぐちゃの制服を張りつかせてるスレンダーな体を眺めていると、散々ヤリまくって力を無くしていたはずの俺の中心が、あっという間に復活してくる。
でもね、さすがにもう止めておくよ。これ以上したら、本当に怒らせちゃいそうだから。
それにしても、泣きじゃくって腫れぼったくなった瞼とか、脱げかけた靴下とかに欲情するあたり、俺もホントいい趣味してるっていうか。嫌がってるのを無理やりっていうシチュエーションはやっぱり燃えるんだよね。だからつい、こんな格好させたくなっちゃう。
「うーん。さすがに起きないな。やっぱり怒られるかな?」
「…ん」
「先輩?」
ああ、ただの寝言だった。相当無理させちゃったから、そう簡単には目覚めないよね。
「でも、今日のうちに目覚めてね?俺、まだ言ってもらってないよ」
玄関のドアが開いた途端、先輩を引きずって寝室に押し込めたのがいけないんだけどさ。
「メリークリスマス、先輩」
でも、もうひとつの「おめでとう」は自分じゃ言えないからさ。
「先輩が起きたらちゃんと、ロウソクをフーって消すんだから」
あれ?聞こえてるのかな。
先輩の手が、ギュって俺の指を握った。
■R-18作品、猫化・女体等のパラレルがオープンに並び、CPもかなり節操なく多岐にわたります。表題に「CP」や「R-18」など注意を明記しておりますので、必ずご確認の上18歳未満の方、苦手なCPのある方は避けてお読みください。また、お読みになる際は「自己責任」でお願い致します。気分を害する恐れがあります…!
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