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CP注意!3Pですよ!
「3P」・「R-18」・「黒宍戸」の三重苦!
清く正しい宍戸さんが好きな方にはお勧めできません。
後味悪い事請け合いです(汗)
いつも皆で笑い合う部屋とは、まるで違う場所のようで。
無駄な程広い空間なのに、妙に息苦しくて。
それは、追い詰められた俺なのか。
それとも、追い詰めたはずの跡部と忍足なのか。
「宍戸が悪いんやで?そーやって何も知らんような顔して…」
忍足が伸ばした手を、俺は振り払えない。
こうして俺を拘束しているヤツの目とは思えないくらい、熱っぽく幼い瞳。
泣きすがって「やめろ」と言うべきは俺のはずなのに、よっぽど忍足の方が縋るような目をしてる。
だから、その手を振り払えない。…そう自分を納得させる。
「自分からこうなることを望んだんだろ?そうだよな、宍戸?」
俺に「そうだ」と言って欲しそうな、跡部の希うような声。
後ろから羽交い絞めにする跡部は、まるでしがみ付いているようで、力強い腕は必死な駄々っ子のそれのように映る。
まだ陽も高い時間なのに、跡部の部屋のカーテンは全て引かれている。僅かな隙間から漏れる一筋の光だけが、これが現実なんだって教えているようだ。
「もう、あかんのや。鳳なんかにお前はやらへんで…」
外されるベルトの音が、やけに大きく聞こえる。
「忍足っ!」
忍足の指は、躊躇することなく俺のズボンの合わせを解き、ファスナーを下ろす。
「宍戸…」
そして、怯えて縮こまったままの俺のモノを掴み出す。
「おいっ、跡部!」
暗い目をした忍足に、今の俺の言葉は届かない。そう思って背中の跡部を振り返ろうとしても、強く拘束された上半身はビクともしない。
忍足の自由にさせるために、協力しようというのか?
「お前が悪いんだぜ?あっちにもこっちにも色目使いやがって…」
「はあ!?何言ってんだよ!」
「…無駄やで、跡部。分かってたらあんな事せえへん」
「…あんな事?」
まるで俺の行動に問題があるみたいな言い方に、今日の行動を思い浮かべてみる。でも、何も思い当たらない。
「ほらな」
呆れたようなため息をつく忍足。
「…お前が鳳にあんな事しなければ、こんな目に合う事も無かったのになぁ?」
…あんな事?
「まあ、時間の問題やったと思うけど」
今日は、いつも通り朝練して、授業受けて。昼休みにいつものメンバーで弁当食って。
そう。その後、上手い嘘に騙されて、跡部の家に連れてこられたんだ。
…昼休み、弁当。長太郎?もしかして…。
「まさか、あいつに弁当食わせてやった、事、とか…?」
あんまりに羨ましそうに俺の弁当を覗き込むから、凝視してた卵焼きを食わせてやったんだ。珍しく自分で作った不恰好な卵焼きだったのに、あんまりジっと見つめるもんだから。そしたら長太郎のヤツ、バカみたいに喜んで俺に抱きついてきたっけ。
「まさか、なあ?」
だってそんな事言ったら、ジローなんてどうなる?いっつも俺にタカってどれだけ食わせてやったか知れない。
「…バカが。ジローと鳳じゃ、訳が違げーんだよ。だから鈍いってんだ」
「ま、鈍くなかったら、こんなになるまで俺たちの事信用せえへんしな?」
「…っ!?」
忍足はとうとう、俺のモノに唇を寄せる。
男の手に握られて、感じるはずないって思うのに。頭で思うようにはいかなくて、熱い吐息に益々固く勃ち上がった。
「嫌っ!」
忍足は、俺の昂ぶりを見せ付けるように舌で舐め上げてから、すっぽりと包み込む。
蹴り飛ばそうと足を振り上げるけど、難なく阻まれた。
「ちょっ、冗談、」
身を捩れば、更に跡部の腕に力が篭る。
「バカだな。お前が俺たち2人に敵う訳ねーだろ?」
耳元で囁いた跡部の唇は、そのまま俺の首筋に埋められて、粟立つ肌を優しく吸い上げる。
「ふざけんなっ!」
いよいよ淫らな水音を立てて、俺を追いたてる忍足。
熱い口腔に包まれて、正直な身体は抵抗なんてできやしない。
「…あ、あ」
知り尽くした同性同士の身体だ。どうすれば感じるかなんて、当然分かってる。
強く吸われて、腰が浮く。
「気持ちエエか?」
合間に忍足が囁けば、その振動にさえ感じてしまう。
「やぁ…あ、だ、めだ、」
こんなのイケナイ。こんなのオカシイ。
頭がどう思ったって、身体は快感を貪る。
「宍戸?諦めて、感じちゃえよ…?」
跡部の声が俺の耳を包み込むようにして、脳に直接届く。
甘い、甘い囁き。
「あ、ぁ、イイっ!」
甘美な麻薬に酔うみたいに、俺はあっさりと自我を手放す。
…いや、自我を取り戻す?
「あ、ン…。もっと」
初めてなんだ、こんな事されるの。
ねっとりと吸い上げる忍足の唇が離れるのを追うようにして、俺は腰を上げる。
…もっと扱いて、もっとしゃぶって欲しい。
快感の波に溺れるみたいにして、このまま昇り詰めてしまいたい。
「言えよ、もっとしてくれって」
跡部の荒い息が、俺のバカになった頭に命令する。
「もっと、もっと…」
もっと、強く吸い上げて。もっと強く胸を苛めて。
跡部の長く綺麗な指が、いつも力強くラケットを握るあの指が。
不器用なくらい夢中に、俺の尖りをいたぶり続ける。
もっと、引きちぎれるくらいに虐めてくれていいんだ。
「宍戸っ」
「…ああっ!」
忍足が狂おしく俺の名を呼んで、強く扱く手のスピードを増す。
擦り上げ、攻め立てて、俺をどんどん昂ぶらせる。
でも、それより。
泣き出しそうに、脚の間で俺に頬を寄せる忍足の必死な表情に。
見も世もなく俺の背に縋りつき、獣みたいな荒い息を吐き続ける跡部の体温に。
俺は、何より感じるんだ。
「あ…、あと、べっ!おし、た、り…っ!」
2人の熱を感じながら、俺は白濁を放った。
息つく間もないまま今度は仰向けに寝かされて、腕を忍足に抑え込まれる。
「…宍戸、宍戸」
跡部は、そうしてなきゃ俺が消えちまうかのように、絶え間なく俺の名を呼び続ける。
…そんなに不安がらなくたって、俺は消えやしないのに。
寄せられた眉が痛々しい。でも、そんな姿に、たまらなく感じる。
跡部は俺の腰を持ち上げるようにして、後ろの入り口に舌を伸ばす。
知識としては知っていても、まさか自分の身に降りかかってくるとは思ってなかった男同士のSEX。
「…ああっ!」
ノックするように様子を見ていた舌先が俺の内部に入り込んだら、一度放って力無かった俺のモノが嘘のように角度を取り戻す。
それを見た2人は、それぞれに震えるような吐息を漏らして、俺に口付ける。
忍足は俺の頬に、跡部はその入り口に。
とても嬉しそうに口付ける。
そんな仕草が、俺の興奮を煽るんだ。
俺の一挙一動に喜んだり、怒ったり。
氷帝のナンバー1とナンバー2が、俺なんかのために右往左往するんだ。
…すげェ、快感。
何度も差し入れた入り口から唾液が溢れて滴るほど、長い時間を掛けて俺の緊張を解してくれる跡部。
本当はもう随分前から「入れられても大丈夫じゃないかな」って、思ってた。
でもそう言わなかったのは、俺のために必死になってる跡部を眺めていたかったから。あまりの興奮にじっとりと汗を掻いた忍足の手で、拘束されていたかったから。
「宍戸、イイか?」
熱に浮かされたような目で、俺に尋ねる跡部。
あぁ、今「嫌だ」って言ったら跡部はどんなに悲しそうな瞳をするんだろう?見てみたい気もするけど、でも、俺も限界だった。あんまりに気持ち良くって、続きを我慢できないんだ。
始めての経験だし、きっと痛いんだと思うんだ。
それでも俺は、こいつらを受け入れたい。
2人が俺の身体に、快感に溺れる様を見届けたいんだ。
「…来て、跡部」
真っ直ぐ目を見て言ったら、跡部の中の何かが弾けたのが分かる。
もう、さっきまでの優しさは欠片も無くなった。
乱暴な手つきで俺の身体を裏返す。忍足も示し合わせたように一度力を抜き、うつ伏せになったところでもう一度強く拘束する。
跡部は俺の尻を高々と上げさせると、愛おしそうに何度か頬ずりした。
そして自分のベルトを慌しく外す音がする。
「宍戸っ!」
獣じみた挿入。
「…ぐ、あっ、」
痛い!苦しい!
性急に突っ込まれた入り口は、異物を遮断するように硬く口を閉ざす。さっきあんなに慣らされたはずなのに。
身体を引き裂かれるみたいな衝撃。
「宍戸っ、ししど…!俺を入れてくれ」
覆いかぶさる跡部の身体。
「お願いだ、」と背中に口付けられたら、胸の奥がキュン…ってして。
自然と身体の強張りが解けて行った。
「…あとべっ、」
「宍戸っ」
ずるり…と跡部のモノが俺の中に収まる。今までの痛みが嘘みたいに、跡部を包み込む。
ホント、嘘みたいに…。
「…きもち、イイ」
跡部の激しい鼓動が、身体の中から伝わってくる。
「宍戸っ、宍戸!す、げェ」
跡部のヤツ、まるで子供みたいだ。
夢中で腰を突き出し、俺の中を出入りする。
「あ、あぁ…や、ハっ、ん…」
身体を揺さぶられる度に、自然と口をつく喘ぎ。
肌がぶつかる音に混ざって、くちゃっ…と潤む音が漏れたら、頭上で俺の手を拘束する忍足が濡れた溜息を漏らす。
そうだよな。忍足だけノケ者だなんて辛いよな?
まさかこの状況で忍足のものを咥えて、噛み切っちゃっただなんて洒落になんねーから、俺は自由になる指先だけで、忍足の固くなった股間を撫でてやる。
「も、逃げねーから」
そう言って見上げたら、忍足の顔は驚きと喜びとで、何だか複雑な表情になった。
でも、少しも躊躇わずに自分の前をくつろげる。
そして、目の前の現れた真っ赤に立ち上がる勃起を、俺は自由になった両手で握ってやる。
「宍戸、ししどぉ…」
片言のように何度も呼び、俺の手の感触をじっくり味わうようにして忍足は天を仰いだ。
「、宍戸っ!」
「…ああっ」
クライマックスに向けて、着いた膝が宙に浮くほどのがむしゃらさで俺を突き上げる跡部。
「あ、宍戸、エエよ…」
虚ろな瞳で、俺の慣れない手つきに身を任す忍足は、もういつもの伊達眼鏡はしていない。そんな嘘っぱちの仮面を脱ぎ捨て、恍惚とした表情で俺の髪を撫で回す。
腰を掴む跡部の手は汗にまみれて、激しい動きに何度も滑った。
「宍戸っ!」
「…跡部っ、あ、ァ…忍足!」
そして、俺たちは同時に絶頂を迎える。
跡部は俺の中に、忍足は俺の手で。
それぞれが息を呑んで、最高の快感をかみ締めた。
「宍戸、堪忍なァ、宍戸。お前が好きなんや…」
俺の手をティッシュで拭いながら、何度も謝る忍足。
「宍戸。お前だけなんだ、愛してる…」
俺の中から出るのを惜しんで、跡部は背中から抱きしめる。
…バカだなァ。
俺がもう嫌がってないなんて、気づいても良さそうなのに。2人はただ謝り続ける。
「…許して欲しいのか?」
荒く擦れる声で尋ねたら、二人は懇願するような眼差しで俺の目を覗き込む。
「許してくれるんか?」
「こんな事したのに?」
「俺、嘘ついた事あるか?」
俺がからかうように笑って言えば、2人は真面目な顔して首を振った。
今のって、嘘ついてここまで連れ込んだ2人に対する嫌味だったんだけど、今のこいつ等
はそれどころじゃないみたいだ。
整った2人の顔が、真剣な表情で俺を見つめてる。
俺の一言だけを待っている。
…やべェ。マジすっげー快感。
散々勿体つけてから、俺はゆっくり言ってやった。
「ちゃんとキスしてくれたら、許してやる」
だってこいつら、抱く事に必死で一度だってキスしやしなかった。
「…いいのか?」
跡部は戸惑うような表情で、忍足と視線を交わす。
何だ?心が通じ合っていないのに唇は奪えないってか?
メチャクチャしといて、変なところで紳士的なんだな。
「いいから言ってるんだろ?」
お前ら2人とも受け入れてやる。
だって、こんな優越感って名のエクスタシー、他の奴らじゃ味あわせてくれないからな?
精神的S、肉体的Mな、黒風味の宍戸さんでした。
余談ですが、これ、前回UPした「ハナミズキ」と同じ日に書きました。このテンションの違いって何でしょうね…。(遠い目)
■R-18作品、猫化・女体等のパラレルがオープンに並び、CPもかなり節操なく多岐にわたります。表題に「CP」や「R-18」など注意を明記しておりますので、必ずご確認の上18歳未満の方、苦手なCPのある方は避けてお読みください。また、お読みになる際は「自己責任」でお願い致します。気分を害する恐れがあります…!
これらに関する苦情の拍手コメントはスルーさせて頂きますのでご了承ください。
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