ファミレスの可愛い二人 （千×神） 2007/01/29 (Mon)

いじめっ子な神尾。千石たじたじです（笑）。
会話中心の短文。

ファミレスの可愛い二人　（千×神）

「変な色。オレンジの髪なんて普通じゃないよ」
「ひどいっ！白ランに映えて綺麗でしょ!?」
「てゆーか、その白ランもあり得ないよな。何でわざわざ汚れが目立つ色にするかな」
「それは…。俺が決めたんじゃないし…」
「極めつけに『ラッキー千石』ってのが、どういうセンスだよって感じ」
…『リズムに乗るぜ』の方がどうかと思う、とは口にしない。
怒って帰っちゃうから。

「最近の神尾くんはイジワルだ」
「そう？ホントの事言ってるだけだけど」
「…そーゆー所がイジワルです」
お付き合いを始めた頃は、ちょっとしたことで頬を染めてとっても可愛らしかったのに。
最近のイジワルっぷりはどうだろう。
俺の方が年上だなんて忘れられてるよ。
「フーンだ、いいですよ。どうせ神尾くんは俺の髪が嫌いなんだ」
「うん。嫌い」
「…制服姿だって嫌いなんだね」
「うん」
「ひどい！俺のことそんなに嫌いなの！？」
「好き」
「っえ…？」
「好きだよ。千石さん」
神尾くん、ニコニコ笑ってる。
「からかったの？」
「うん」
「…ひどいや。イジワル」
「はい。千石さん『あーん』して」
「あーん」
口を開けると、ストロベリーパフェを食べさせてくれる。
「おいしい？」
「おいしい」
「よかったね」
「うん。よかった」
神尾くん、ますますニコニコ顔。
可愛い…。

あれ？
そういえば俺イジワルされてたんだっけ。
「…神尾くん。俺で遊ばないでください」
「ごめん。可愛いからつい」
全然反省してない。
やっぱりニコニコだし。
「神尾くんは子悪魔だ」
「そう？」
「そうです」
「そっか」
まだ笑ってる。
でも、可愛いから許してあげよう。

「神尾くんは子悪魔だ」
千石さん膨れてる。
そろそろ、何でこんなイジワル言うのか気付いて欲しいんだけどな。
俺はいつまで「神尾くん」なんだろ。
手は早かったくせに、そういう所はオクテなんだね。
でも、可愛いから許してあげる。