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俺様!シリーズ。
ようやく色気が(笑)

俺様!の放課後(跡×宍)

授業も乗り越えた。昼休みも乗り越えた!
さあ放課後だ。朝練は散々だったからな、今度こそちゃんと練習しなきゃな。
「宍戸、行くぞ」
「おう」
まあ、隣の席だからな。一緒に行かない方が不自然だよな。
「…肩は組まなくていい」
「照れるな」
照れちゃいねえェけど。
さすがに他のクラスの奴らは見慣れてないから、俺達が連れ立つ姿を驚いた眼で振り返る。でも、俺達のっ…てか正しくは跡部のクラスメイトはもう見慣れちゃった感じだ。あっさりと見送られてしまった。
「お、宍戸。どうだ快適だったか?」
「てめェら…」
俺のクラスメイトだ。人身御供に出しときながらその言い草はねェだろう。
「快適に決まってるだろう?俺様の隣だぜ?」
「そーか、そーか。そりゃー良かったな、宍戸」
「…」
もう、跡部もクラスメイトも黙ってろって感じ。
さっさと部室行こう。テニスしよう。思い切りラケット振ろう。
「おい、どうした?宍戸」
歩き出した俺を、跡部がゆっくり追いかけてくる。ムカつくくらい脚が長いから、走ってもいないのにあっという間に追いつきやがる。
「宍戸?」
「何でもない。早く行こうぜ」
腹立てるだけエネルギーの無駄な気がしてなんねえよ。

「あれ?誰もいねえ」
一番乗りみたいだ。
教室の異空間さに耐えられなくて、ホームルームが終わるや否や飛び出してきたからな。
「跡部、みんなが来るまで少し打ち合おうぜ?」
バカ殿様も、こン時ばかりは有難い。こいつはいつだって忙しい部長サンだから、ちゃんと相手してもらえるのなんて稀だ。今日1日、訳わからねえ扱いに文句も言わず過ごしたからな。これくらいの褒美はもらわねえと。
「そうだな。じゃあ、さっさと着換えろよ」
「おう」
…って、おい?!
「跡部?!」
「…ほら。手伝ってやるから」
「はあ?いいって!」
跡部の奴いつの間に背後に回ったのか、俺のシャツの裾をそっと持ち上げる。
「脱がせてやるよ」
「ちょっ…」
脱がせるってか、無駄に手のひらが腹を撫で上げる。
「ふざけんなって!」
「静かに」
「…っ」
耳たぶが震えるくらい近くで囁くから、ドキッとしちまう。つい動きまで止まったら、跡部の奴調子に乗りやがって。
「そう、そのまま」
「あ、」
ひんやりした跡部の両の指先が、あばらの一本一本を確かめるように辿って、擽るみたいに臍をなぞった。
「わあっ」
「色気のない声出すなよ」
「っく」
耳許でくすくす笑う跡部の声は、必要以上に色気たっぷりだ。そんなの、お前のファンに囁いてやれよォ。
「逃げなくていいのか?」
「な?!」
良く言うよ。逃がす気なんてねェくせに。右腕でがっしりと抱き込まれて、空いた指先は休みなく俺の上半身を撫でまわる。
子供をあやす様に鳩尾を擦った手は、そのまま上を目指して。
軽く引っ掻くみたいに、爪の先が乳首を掠めた。
「っァ…!」
「どうした?」
全身にビリビリって電流が走ったみたいに感じた。
「ここが、イイか?」
通り過ぎた指先が戻って、もう一度、先端を弾く。
「うゥっ…」
どうして、こんな事でこんなに体が痺れるんだろう?初めての感覚に屈む様に身を縮める。
それなのに跡部は、逃がさないぞって感じでしつこく同じ事を繰り返す。右の胸も左の胸も、行っては撫で、戻っては摘まんで。
「…ハ、ぁ」
息が上がってくる。痺れるみたいな衝撃に慣れちゃったら、その後は何だか気持ち良くて。
何か、男同士でオカシイだろうって、分かってるのに。
「宍戸。ここ、俺が舐めたら、もっと気持ちイイと思わねえか?」
「あ、…ェ?」
頭の芯がぼーっとしてる。
気づいたらもうキツク拘束する腕は解かれてて、ただ、優しく抱きしめられてた。
「なあ?」
「はぁっ、ん…」
散々優しく甘やかしたそこを、今度は強く抓られて。
「あ、あ!」
あー…。俺何なんだろう。すげえ、こんなの。知らねえ。
「ほら、こっち向いてみろ」
「あ…」
くるりと体を返されて、跡部のギラギラ光った眼が見えたと思ったら、すぐ消えた。
「ああっ!」
直後、体が弾け飛んだ。
「おっと」
…みたいに感じた。
勢いよく反った体を、跡部が咄嗟に支えてくれて。
跡部の唇から俺の胸の間に、細い細い銀の糸が伸びて、揺れて、切れた。
そんなのがコマ送りみたいに見えて。
「…すげえ、感じやすいのな」
跡部の奴、なんだか楽しそうな声で。
ごめん。俺、限界。

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