俺様！の×××（跡×宍） 2008/06/22 (Sun)

俺様！シリーズ続編。
とうとう二人は…。

てな訳で、一応Ｒ－１８です。
大したことないですけどね。ぐだぐだな二人ですけどね。色気ないですけどね（泣）。

俺様！の×××（跡×宍）

ん…、熱い。
全身がぽかぽか暖かいのに、真ん中の芯だけが灼熱を押し付けられるみたいで。でもそれは、苦しいのとは違って。いや、苦しいんだけど、辛くて泣きたいんじゃなくて、こみ上げて溢れ出る…なんだろう？
柔らかな、程良い重圧に振り回される。
安心感のある、素晴らしい肌触りの繭に締め付けられる。
心地よい、閉塞感。
仰ぐ様に求めた酸素と一緒に、注ぎ込まれる甘い蜜。
もっと、もっともっと。
ぎゅって。
気持ちいい。暖かくて。
振り回されて、放り投げられて。
落下して。
抱きとめられて。
強く、もっと強く。

「も、っと…」
「…もっとか？」
「ん、も…、…ン？」
…んん？
あれ？
甘く締め上げる真綿の感触は、気づけばもっと力強かった。
ふわふわとした感触は、実際は張りのある湿った滑らかさで。

「宍戸？目が覚めたか？」

「…跡部？」

安心して身を任せた拘束は、跡部の腕で。
突きあげる、充足感は。

「あ、跡部ーっ！！」
「おいっ、急に起き上がるな！」
「痛たたた…！」
二人して顔を顰める。
跡部の奴！
跡部、こいつ！俺の意識が飛んでる間に、勝手に！
「あ、手前『勝手に突っ込みやがって！』とか言うなよ？！俺はちゃんと確認したからな」
「パニくってる相手に、何が確認だ！」
こいつ！俺のケツに、ンな馬鹿でかいモノ突っ込みやがって！
「抜け！痛い！」
「嘘つけ！散々ヨがってたろうが！」
「ンだって？！都合よく解釈すんな！」
逃げ出そうと体を捻る。でも。
「いててててっ！」
突っ込まれたままだから痛い！跡部も顔を顰める。
「とにかく！一度最後までイかせろ」
「ふざけんな！」
「ふざけてねェ、お前もイかせてやるから」
「わーわーわー！もう言うな！」
イくとか、イかせるとか！もう激ハズいし！

「ほら、イイ子にしとけ」
「っく、そ…！」
男なんてさ、悲しい生き物だよな。
さっき散々弄られた乳首を強く擦られたら、反射的に中心が熱くなる。
「…そうだ。気持ちいいだろう？」
「、っく」
慣れた手つきで握られて素早く上下に扱かれたら、漏れる息を噛み殺せない。あまりの気持ち良さに顎が上がって、跡部の手の感触を必至に追ってしまう。
ダラシナク口元が緩んで、端から唾液が伝い落ちた。
同時に、後ろを小刻みに突かれる。
もう、どんだけこうされてたんだろう？
自分が思うより抵抗なく、むしろ喜んで、俺の体は跡部の灼熱を迎え入れている。揺さぶる中心を、甘えるように包み込む。ぎゅって締め付ける。
「…っハ、」
跡部が背中から強く抱きしめて、気持ちよさそうに吐息した。
貫く楔が、ぐぅっと膨らむ。
「く…」
くっそ！
何だって、その…気持ちイイんだ！

まったく最低だ。昨日の今日だぜ？いきなり好きだとか言われて、ファーストキス奪われて。
こんなんじゃ、まるで。
「…て、めえ。体だけが目的か？！」
無理やり振り返って睨み上げたら、跡部のヤツ嬉しそうに笑うんだ。
「安心しろ宍戸。体だけじゃない、お前を愛してるんだ。心配するな」
「わーっ！」
幸せそうな顔すんな！
別に心配なんてしてねえし！
そんなんじゃ、まるで俺が乙女みたいじゃねえか！すっげー跡部が好きみたいじゃねえか！
「宍戸、お前のすべてを愛してる」
強く、突き上げられる。
「ハぁっ！」
四つん這いの膝が浮いてしまうくらい、乱暴な抱き方なのに。
あーもう！何で気持ちイイんだよ…。
「宍戸…、ししど」
「あ、ああ。んっ、あ…とべェ」
「イイぜ。お、前ん中、最っ高…！」
「ああ、ああっ、や！」
「…ほら、イイだろ？」
「だめ、だめっダメ！もうっ、」
「ほら、ここか？」
「あっ、やあっ！」
「イっちまえ！」
「ダメぇ…！！いくゥ！！」
「っ！」

今日俺は。
呆気なく、バージンも奪われた。