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いつか穏やかなsquare 4
跡部の指が俺の腹を滑る。
腰を、脚を、緩やかな波のように、その手が撫でていく。
「…あ、ァ」
初めての愛撫に俺の意識は霞がかって、おかげで全てを委ねられそうだ。
「いいのか?宍戸」
「…お前こそ」
跡部はきっと、こんな事までする気は無かったと思う。
女に不自由はしてないし。
どうせ、忍足につき合って俺の相手を買って出てくれたってところか。
忍足は、そういうところのある奴だ。あいつからすれば、一緒に夜を過ごしたかったのは岳人であって俺じゃない。
そうさ、俺が傍にいられたら邪魔だったんだ。
なのに、馬鹿みたいだ。
俺はついさっきまで、忍足と過ごせるこの時間に胸を弾ませていたんだから。
「バカが。余計なこと考えるな」
「…跡部」
跡部は、ホント貧乏くじだよな。
男なんて相手にしなくたって抱かせてくれる女は沢山いるのに、こんな事になったばかりに。
「宍戸、少し我慢しろよ」
そう言って、跡部は俺の腰を抱え上げた。
俺の入口に、冷たい何かが塗られた。
「手慣れてるんだな…」
「…ふん。ここで流血沙汰よりゃマシだろ?」
「そりゃそうだ」
跡部が他の男を抱いた事があったって、驚きはしても、別に傷ついたりはしない。
今はただ、忍足が岳人に同じ事をしているのかという、その事実を考えたくないだけだ。
「だから、余計なこと考えるなって言ってるだろ」
「じゃあ、考えられなくしてくれよ…」
俺だって、そんな事考えながら抱かれたくなんてない。
「良く言った。後で文句言うなよな」
「言わないさ」
言う訳ないだろ?
「ふん。じゃ、行くぜ?」
「…ああ」
良く考えたら、俺跡部に何もしてないけど、勃つのかよ?
「痛かったら言えよ?手前は無理しそうだから」
「分かった」
素直に頷くと、跡部の体が密着する。
聞くまでもなかった。初めて入口に触れたコイツのモノは、温かいを越えて熱かった。
固く閉ざされた口を押し開こうとする。
「…く、ウ」
いざそうなってみると、思った以上の恐怖だ。
物心ついてから、こんな正体不明な恐怖に怯えた事は無い。
「大丈夫だ、力抜け」
「あ、ああ…」
跡部が、あやす様に抱えた腰を撫でた。
そうすると、不思議だけど自然と力が抜けていく。
何だか、跡部が「大丈夫だ」と言えば大丈夫な気がするんだよな。昔からそうだった。いつだって跡部は何とかしてくれたんだ。
「痛っ」
捩じ込まれるって感じだった。
切れるような痛みを感じたら、後はもう振り回されるような鈍い痛み。
「う、ァっ」
ぐ、ぐぐ…と、熱い塊が俺を引き裂く。
「っ、あ、はっ!」
「息っ、吐け」
「フっ、…う、」
跡部も苦しそうだ。
どっと溢れ出る汗に、跡部の手のひらが滑る。
「もう少しだ」
「あっ、ヤ…!」
分かる。
少しずつだけど確実に、俺の中が支配されていく。
跡部の灼熱。
ギチギチと俺の中で道筋を探す。
「イ、 ああっ…」
短く息を吐いて、跡部が強く腰を突き入れる。
「ああっ!」
最奥まで行き着いた。
半端ない圧迫感、異物感だ。
でも、入って来た時程の痛みは無かった。
「熱いな…」
細く息をついて、跡部が呟く。
止まっていても、ドクンと脈打つ跡部の鼓動が俺の内壁を刺激した。
その状態で我慢するのがどれ程忍耐のいることか、同じ男の俺にはよく分かる。それでも、俺の体を気にしてか、跡部は暫くそうして動きを止めていてくれる。
その内に、むず痒いみたいに、俺の内部はじれったくなって来た。
「動くぜ?」
まるでそのタイミングを待っていたかのように、跡部は言う。
「…ああ」
自然と、腰が揺れた。
俺の中が、跡部を強請る様に蠢いてるのが分かる。
跡部もそれが分かったのか、もう遠慮はしなかった。
グイっと突き上げられる。
「ああっ!」
今度は休みもしないで、腰をグラインドする。
「ハっあ、んンっ!」
― すごい。
激しい動きに振り回される。俺は、離れないように跡部に足を絡めた。
跡部は空いた手で、俺の中心を握る。
そして、少しずつ強弱をつけて扱いていく。
「そ、んな、あ…」
「イイんだろ?」
「や、でもっ、」
前がイイのか中がイイのか、良く分からない。
「はァっ」
「っく」
跡部も、動くたびに息が漏れる。
少しは、イイって思ってくれてるのか?
俺は、初めてだなんて嘘みたいに、跡部に翻弄される。
跡部を咥えた所から甘い痺れが広がって、握られた所からも広がって…。
跡部は俺の腰を抱え直し、下から抉るみたいに突き上げる。
「イイっ!」
「すげ…、な、お前の中」
「あ、あっ、も…」
凄いのは跡部だ。
益々大きく固くなるのが分かる。このまま俺の事引裂いちまいそうだ。
「フっ」
小さく息を吐くと、跡部はスピートを速める。
「ひィッ、」
跡部の動きに合わせて、俺の内壁が、吸いついたままひっくり返っちまいそうだ。それくらい、俺は跡部を締め付けてる。自分で分かる。
ギシっ、とさっきまで聞こえなかったベッドのきしみが聞こえる。
激しい。
「あ、アン、あ、はァ!」
つながった場所から、クチャ…と水音が漏れる。
…凄い。
跡部の吐息が熱い。
俺も、忙しなく呼吸を繰り返す。
「はっ、ァ、は…」
跡部が、乱暴に口づけた。
「お前、ん中…最、高!」
「くうっ!」
熱い。
跡部がどんどん熱くなって、もう触れてるのが怖い位だ。どこまで熱が上がってしまうのか。
― 気持ちいい…!
その灼熱で、何度だって突いてくれ。
「すごっ、凄い!」
「宍戸っ」
いいんだ、滅茶苦茶に掻き回して。
中が、お前を欲しがってる。俺が、お前を欲しがってるんだ。
「そ、そこっ」
掠めたポイントを告げたら、跡部は逃さず何度も攻め上げてくれる。
「ああーッ!」
「…すげ」
もっと、してくれ。
クラクラして、目を回して倒れちまうくらいに。
ぐちゅ…、ぐちゃ、と漏れる音が大きくなってく。
あァ、もう、もう…!
「イきたいか?」
「ん!っく、イ、っく!」
「分かった」
跡部は少し笑って、益々動きを速めた。
「あああっ!」
振りまわされる。
「…っと、もっと、もっとっ」
「ああ」
跡部は、一度俺の中から抜けかけてから、勢いよく串刺しにする。
「あァっ!」
「…すげェな、宍戸。初めてとは思えないぜ?」
「言うなぁっ」
深い突き入れ。
「ああ、あァ…」
もう、ゴールが見えている。
「くっ」
酸素が足りないみたいに、目の前がぼーっとする。
「だめ、だ、ダメ…あとべ!」
「宍戸っ」
太い、固い、ひと突き。
「イくうゥっ!!」
全身が勝手に跳ねる。
俺は、勢いよく射精した。
ビュ・ビュ…と自分の腹を濡らす。
「あ、あぁ…」
脚が突っ張って、引きつけるように震える。
「くぅ…」
跡部もイった。俺の中で。
中で弾けているのが分かる。火傷しそうな飛沫を感じる。
「っ、はァ…」
跡部を絞り取りながら、俺の体は小さく震えた。
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