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R‐18短文です。
最後までイタしてないけれど、R‐18です。

何故って、キレイ目を目指してみたけど、それでもスカ(小)だから…。
どんなにさらりと書いてみても、やっぱりスカ(小)だから。←念のため2回言ってみた。

平気な方だけどうそ。 



本当にいいですか?まだ引き返せますよ~。
どんと来い!な貴女だけ、お進みください。





















(跡×宍)

「いやだ、跡部」
宍戸が、初めて泣いた。
その姿に、俺の胸は強く締め付けられる。
「…ああ」
思わず感嘆の声が漏れた。

俺に見せる初めての涙。
最初は怒って、いつものように怒鳴っていたのに、その戒めが解かれないと知ったら一気に青ざめた。
いつもと違う俺の言動に気づいた時はもう遅くて、宍戸の瞳は不安げに泳いでいる。

「跡部?何で、こんな…」
「悪いな、宍戸」
恋人として付き合い始めて1年が過ぎた。
もういい大人だから、身体の付き合いだって当然ある。
恋愛に縁の薄かった宍戸をその気にさせるのは、そりゃあ根気が要ったし、結局最後の最後は力技でねじ伏せた観も否めない。
そうやって漸く結ばれて、願いは叶えられた筈なのに、どうして俺はこんなにも貪欲なのだろう。
「跡部、頼むから…」
足枷に怯えながら、裸の宍戸は自分の股間を両手で抑える。
「悪いな、宍戸…」
俺は首を振って、もう一度謝った。
「なあ、頼むから!」
涙声で訴える宍戸の体が、小刻みに震える。
「ダメだ」
俺の腹奥は、期待に熱くなる。嫌らしく暗い感情がマグマのように渦巻き、今か今かとその時を待つ。
「ヤダって!こんな…。嘘だろ?」
「宍戸…」
何てイイ目で見やがる。
濡れて縋る瞳に、俺の期待は益々大きくなっていく。
「…頼むよォ!」
「駄目だ」
言い切る俺に、宍戸の顔には絶望の色が広がる。
俺の中心は完全に勃ち上がった。
こんな嗜虐性を自分が持ち合わせていたことに、俺は宍戸と付き合い始めて初めて気づいた。
でも、これはまだ序の口だなんて知ったら、宍戸は何て叫ぶだろう。
別に、体を傷つけたい訳じゃない。宍戸は俺の大切な宝物だ、そんな事する筈もない。
ただ、見たいだけなんだ。
宍戸が恥じらう姿を。
恥じらいながらも、そこに快感を見出していく様を。

初めて自慰する姿を見せろと強要した時も、それは嫌がった。
けれどもその程度なら、世間一般にプレイの一つとして考えられなくもない。最近は俺を責め詰りつつも、その姿を見せてくれるようになった。
でも、あと少し…。
ああ、本当に俺は貪欲だ。

「跡部、跡部、跡部…!」
そろそろ、限界のようだ。
宍戸は体を丸めて前屈みになる。
「それじゃ意味がねえ。ちゃんと見せろ」
俺は宍戸の体を抱き起こすと、もう一度仰向けに寝かせる。
「やめろ!」
震える体で抵抗する宍戸は、難なくベッドに縫い付ける事が出来た。
そうだろう。いま暴れたら、宍戸が恐れていることが現実になる。
「…頼むよォ」
前を隠す宍戸の両手は、強張って筋が浮いている。
俺の鼓動は最高潮に昂ぶる。
そんなに嫌か、宍戸。
でもな、お前は今俺の目の前で、その姿を晒すことになるんだ。
綺麗に整えられたベッドの上で、俺の目の前で、お前は赤ん坊のように粗相をするんだ。
「気にするなよ、小便なんて。男同士なら便所で出くわすのなんかしょっ中だろうが」
「っ、あァ…」
宍戸が目を閉じる。
眦から、溜まった涙が転がり落ちた。
俺は、宍戸に覆いかぶさりその頬に舌を這わせる。
そして、少し塩辛い滴を吸い上げた時、宍戸の嗚咽が漏れた。
「っ無理、もう出ちまう…!」
「…ああ。出せ」
最高の泣き顔だ。

「もう、やだ…、ごめん。ごめんなさい…」
宍戸に上に重なった俺の太股が、熱く濡れて行く。
「…宍戸」
俺の声は、笑ってしまうくらい擦れている。
俺は、ゆっくりと身を起こした。
そして上からじっくりと、その姿を見つめる。
「…っ」
面前に晒される恥じらいに、宍戸は軽く身を捩ったが、何も隠すものがないベッドの上では意味のない事だった。ただ、俺の嗜虐心を煽るばかりで。
宍戸は、真っ赤な顔を背けて固く目を瞑る。
顔だけ軽く横を向いた体は、何にも遮られず俺の下で震えている。

少し脚を立て両手で押さえる股間からは、音もなく小水が溢れ出た。
どんなに抑えても、一度溢れだした尿意を止める事は出来ない。
指の間から溢れる金色の水は、脚や腹を伝いベッドに吸い込まれていくだけだ。

「…ごめ、ごめん。も、いやァ」
静寂に耐えかねて、宍戸はベッドに顔を埋めようとする。
「上向いてろ」
そんな事をしたら、恥じらう表情が、火照った体が、震える手が、濡れて光る脚が、隠れてしまう。
「…あああァ」
宍戸は、絶望と安堵の混ざった吐息を零す。
そして最後にぶるりと身体を震わせて、その全てを俺の前で出しきった。

静かに喉を鳴らして、宍戸はしゃくり上げ泣き続ける。
「ああ、宍戸。可愛い…」
「…バカ野郎」
「ああ、分かってる」
濡れるのも構わず宍戸を抱きしめた。
そして俺は、身につけたままだった衣服を取り払う。その中心で、熱く滾った昂りが屹立する。
「…っ」
それを横目で捉え、宍戸は息を呑んだ。
「宍戸があまりに可愛いから。ほら、すぐに出ちまいそうだ」
俺は、ビクンビクンと脈打つ熱を、強引に宍戸に握らせる。
「…跡部」
頬を染めながらも、宍戸の瞳は期待に潤んだ。
「最高の姿を見せてくれた礼だ。気持ち良くしてやる」
「…ああっ」
組み敷いた腰が甘く揺らぐ。
口づける瞬間捕らえた宍戸の表情は、俺と同じ欲望に塗れた、俺と同じ獣の眼をしていた。

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