眼鏡をはずす夜（忍宍バージョン） 2011/08/04 (Thu)

!!CP注意!!　忍×宍です。

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今更ながら、眼鏡’Ｓにときめいている戸坂名です。

ってな事で、彼ら3人が眼鏡をはずす夜の超短文を書いちゃいました。
まずは忍足から。
後日、乾、手塚とＵＰし、おまけの跡部様の予定。
跡部は仕事する時は絶対眼鏡だと、信じて疑わない私。

 眼鏡をはずす夜（忍×宍バージョン）

「眼鏡、外すんだな」
「…ん？」
近づけた頬をそっと掌で包まれた。
俺は、左手で外した眼鏡をそっとテーブルに乗せる。
宍戸は仕掛けたキスを拒む訳ではなく、ただ、不思議そうに俺の瞳を覗きこんだ。
「こんな目、してたんだ」
「なんや、そないに凝視されたら照れるやないか」
「…バカ、こっちだよ照れるのは」
宍戸はすっと視線を落として、俺の背に強く腕を回す。
「こんなに長い事一緒に居たのに、初めてかもな、お前の素顔をちゃんと見るの」
「…そうやったか？」
ゆっくりと押し倒した、俺よりも一回り華奢な身体。
形良いその耳には、残さず伝わっている事だろう。
「俺の素顔も、みんな…受け止めてくれるんやろ？」
そう、このおさまらない鼓動も全て伝わっているはず。
「ああ、全部。お前の全部を、寄越しやがれ」
小さくも力強い宍戸の声。
「男前やな」
「当然」
今度こそ、その両手を奪いベッドに縫い付けるように自由を奪ってしまう。
宍戸のかさつく唇は、思った通りの熱さと、想像以上の艶っぽさで、俺の全てを甘く染め上げた。