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DVDも発売された事ですし、そろそろOKかと思いますのでUPします。
城から帰るシーンを妄想しちゃいました。
映画を2回見て、DVDを2回見て、何回見ても飽きないな~。
不二に惚れます。
後輩(不二+リョーマ)
「俺一人で全然大丈夫だったっスからね」
なんて、強がりを言って。でも本当は体力が限界に達しているなんて分かっていた。
越前の肩に置いた手が、浅く繰り返す呼吸を感じていた。
「どうだ、乗れそうか?」
荘厳な城を背に帰路のボートに乗り込む途中、手塚が不二と越前を振り返る。
不二が支えた越前の足元は覚束ないが、それでもどうにかボートに飛び移った。
「大丈夫そうだよ」
不二が微笑めば、手塚は漸く安心したように頷いて、来た時と同様に跡部の水上バイクに跨ぎ乗り、それを合図に跡部は勢い良く滑り出す。
押し寄せる波に、不二たちの乗ったボートが大きく揺らいだ。
「全く人の迷惑も顧みんと、好き放題やな」
白石の呆れ顔にもみんな慣れたもので、小さく笑ってそれぞれ腰掛ける。
「では、出しますよ」
落ち着いた木手の言葉とともに、ボートは静かに動き出す。
低いモーター音と、波立つ音。慣れてくると、それは次第に眠気を誘う音色となる。
「越前、少し眠ったほうがいい」
「不二先輩…」
これからが本番だと言うのに、今にも眠りに落ちそうな越前の目は、もう半分以上閉じてしまっている。
これでは本来の目的の試合に響いてしまう。ほんの短時間でも眠れれば、随分と違うだろう。
「ほら、遠慮しないで」
「…ん」
強引に寄りかからせれば、案の定越前はあっという間に眠りに落ちる。
小さく漏れる寝息が聞こえ、越前は不二の肩に全体重を預けてしまった。
「相当疲れたんやろなァ」
悪戯っぽい笑みを浮かべて、振り返った白石の指先が越前の頬をつつく。
「ン、…んん」
くすぐったいのか、眉を顰めた越前は邪魔な羽虫を払う様な手つきで白石の指を弾くと、その勢いで躰が揺らいでしまう。
そしてそのまま不二の膝に突っ伏してしまった越前に、白石は「あれま」と呟き眉を跳ねさせた。
「かわええなァ。金ちゃんとはまた違った可愛らしさやわ」
そう言って、白石はニイっと口角を上げる。
「白石ってば。起きてる時にそんな事言ったら、越前機嫌損ねるよ」
「まあ、ここだけの楽しみってことで」
そう悪戯に笑って再び前方に向き直った白石に、不二はそっと安堵の息を漏らす。
これ以上白石と話していたら、決して苦手ではないポーカーフェイスも綻びを覗かせてしまったかもしれない。
可愛い…だなんて、あまりにも不二の本音を簡単に口にしてしまった白石。
彼のように穏やかに、後輩に見せる親しげな微笑みを浮かべていられただろうか。
己の頬を掌で触れれば、それは過剰なまでの熱を持って…。
不二は、そんな自分に戸惑い視線を泳がせた。
そして風に揺れる越前の髪を、視線の端で密やかに見守る。
■R-18作品、猫化・女体等のパラレルがオープンに並び、CPもかなり節操なく多岐にわたります。表題に「CP」や「R-18」など注意を明記しておりますので、必ずご確認の上18歳未満の方、苦手なCPのある方は避けてお読みください。また、お読みになる際は「自己責任」でお願い致します。気分を害する恐れがあります…!
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